舟を編む

去年の春、映画を見ました。原作を読んでみたいなぁーって思っていました。図書館で本を借り始めた4月に、図書館HPの使い方がよくわかんなくて、「予約」してしまいました。500人待ちでした。市内に20冊あるんですが、ひとり2週間と考えると、約50週、一年近くかかってしまいます。「ありゃりゃ」と思いましたが、しかたありません。予約できるのが6冊までなので、以降行列の長さを見ながら予約するようにしています。

予想に反して、約4ヶ月で手元に届きました。「早かったなぁー」。

舟を編む」、三浦しをん、2011.9、259p

Hune

「出版社に勤める主人公馬締(まじめ)、変人といわれた彼が、新しい辞書『大渡海』を仲間たちと作っていく15年を描く」

ここんとこ読みにくい本が続いたんで、ほんとスーーーと読めてうれしかったです。

前半の馬締の変人ぶりと、先輩西岡のチャラ男ぶりの比較が特に面白かったです。後半、変人馬締が自分の目標である辞書作りを目指して、大奮闘するところなんか、うらやましく思いました。

先に映画を見ているんで、松田龍平さん、宮崎あおいさん、オダギリジョーさん、黒木華さん、俳優さんの顔を思い出してしまいます。

一番原作にぴったりだと思ったのが、松本先生の加藤剛さんです。ほんと、言葉の探求者の雰囲気そのままです。