真夏の方程式

旅行前なんですが、「真夏の方程式」へ。海老名TOHOで夫婦割り鑑賞。7/9(火)。

あんまりテレビドラマは見ないんですけど、ガリレオシリーズ1とシリーズ2は、どういうわけか、だいたい見ていました。シリーズ2の最後のほうは、科学みたいな事件ネタも、もう出尽くしたかなぁーって思ってました。

(前作映画の「容疑者Xの献身」は見ていません。それに、東野さんの原作も読んでいません。)

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テレビみたいに、湯川教授が突如、白墨で数式を書く場面はありません。「実に面白い」や「さっぱりわからない」といういつものせりふもなく、助手の栗林さんも出てきません。岸谷刑事もギャーギャーわめきません。

湯川教授は、物理学の知識を使って、事件の謎を解くことはありません。推理力でもって、過去の事件から続く複雑な人間関係を紐解いていきます。名探偵です。

ですんで、別に「ガリレオ」シリーズである必要はなくて、・・・・・。

ですが、なかなか見ごたえのある推理ドラマです。2時間ちょっとあきることはありません。特に、湯川先生と少年とのロケット実験の場面なんか、なかなか楽しくて・・・。海のシーンも美しいです。

犯人は、途中でわかります。そして、その動機には同情するものがあるんですが・・・・。でもでも、やはり、事件に〇〇を巻き込むのは後味が悪すぎます。

事件の動機や人間関係に興味がないはずの湯川先生が、今回は自分が立てた殺人トリックの仮説を実証しようとしません。

これが、相棒シリーズの杉下警部なら、徹底的に真相を明らかにして、犯人に対して、強い口調で・・・という、また違った終わり方になるんじゃないかと思ってしまいました。

それにしても、湯川教授はかっこいい。その役がらなのか、役者の福山さんのせいなのかはわかんないですけど。