深津絵里,さんが全編出ずっぱりです。
深津さんを見るだけでも価値があるような気がします。
なんと、主題歌も唄っています。きれいな声だし、えらーーくうまいです。
以前から観たいと思っていたんで、土曜日の夜に、ネットでチケット購入して、11/13(日)朝から、海老名の映画館へ。
夫婦割でも、ネット購入できるんで便利です。
我が家は三谷さんのファンです。
もちろん、「古畑」からですが、「みんなの家」「有頂天ホテル」「マジックアワー」、TVだと「新選組」。
で、5本目の監督作品は、今までの映画の中で、一番良かったような気がします。
面白さだけでは、たぶん、有頂天やマジックの方が上だと思いますが、
マジックは、三流役者が映画撮影と騙されて、やくざの本拠地へ飛び込む、なんて、しょせん話の設定自体に無理があって、途中ついていけなくなりそうになったし、
有頂天は、いろんな話が同時進行する群集劇ならではの、なんかまとまりのなさを感じていました。
今回は、裁判の証人に幽霊を連れてくるという、これも苦しいかもなぁーっという設定が、それほど、違和感なく、ずーーーと見ることができました。
たぶん、脚本や監督さんの力もあるでしょうが、なんか、今回は、中井喜一さんの存在のせいじゃないかと思いました。堅物の検事という設定を、口から卵を出す微妙なバランスがさすがです。
西田敏行さんは、いつもちょっとやりすぎだよなぁーって思うんですが、けっこう抑え気味だったのがよかったように思います。
生瀬さんの髪型と、市村さんの陰陽師に笑ってしまいました。
小日向さんがなんか得な役でした。
周りを、三谷組と言われる俳優さんや、豪華ゲストが取り囲んでいます。
佐藤浩市さん、戸田恵子さん、山本耕史さん、篠原涼子さん、唐沢寿明さん、浅野忠信, KANさん(久しぶり)、草なぎくん、深きょん、竹内結子さん、・・・・・・
これだけの人たちに見せ場を用意しなければならないなんて、脚本家も大変です。
なにも考えずに、ボヤーーと見るにはうってつけの映画です。