ぴあ終了

ぴあが最終号だそうです。情報誌もとうとう、ネットに押されて役目を終えてしまいました。

39年間続いたそうです。

父さんは勤続38年なんで、おんなじ世代です。

入社して市が尾の独身寮で、仲間から見せてもらったのが、初めての出会いです。

そのころは、まだ東京にしかありませんでした。

「こんな便利な雑誌があるんだぁー」って感心し、それから、頻繁に購入するようになりました。

最初、薄っぺらい月刊誌だったのが、どんどん分厚くなって、隔週刊へ、さらに、週刊へ。

ぴあは、大きな映画館も、ちっちゃい名画座も、扱いは全く同じというのが、なんともありがたかったもんです。

東急名画座、池袋文芸坐、いろんな名画座の上映リストをマーカーペンで塗って、せっせと、300円で名画座通いしたもんです。立川の名画座へ6本立てを見にいったこともあります。一日がかりです。

エデンの東」、「サウンドオブミュージック」、「カサブランカ」、「アメリカングラフティ」、「明日に向かって撃て」、大好きなこれらの映画は、ぜんーーんぶ名画座です、たぶん、渋谷の東急名画座が一番多かったと思います。

休みの日は、朝早く、中原から小杉まで歩いて、そのころ唯一開いている吉野家で牛丼を食べて、東横線で渋谷へ、って感じです。

昔は、ロードショーが終わると、2番館で2本立てで上映し、そのあと、名画座へかかる、というように、ふるい映画でも映画館で見ることができました。

いまは、シネコン全盛で、全国的に大々的に、パァッと上映して、ちょっとしてから見ようと思っても、やってなくて、そのあとは、DVDへどうぞ、という流れになってしまいました。

一部の映画館で、昔の映画を上映していて、好評だと聞きました。時間に余裕ができたら行きたいと思います。

ショーシャンクの空に」、「レオン」、「羊たちの沈黙」、「ニューシネマパラダイス」、「オーロラの彼方に」などは、父さんはビデオでしか見たことがないんですもん。