話しは、ガラッと変わって、先月、ラッシャー木村さんが亡くなりました。
父さんは、今でも、あの時のTV中継は覚えています。たぶん、30年くらい前です。
セミファイナルの試合は、大巨人アンドレ・ザ・ジャイントとスタン・ハンセンの試合でした。殴る蹴るの大乱戦。
両者リングアウトでは終わらず、きょうきょ、無制限一本勝負に変更されるという超重量級のものすごーい試合でした。
結局、たしか、アンドレの反則負けだったんじゃないかと思います。
その後のメインイベントは、アントニオ猪木と全日本から移籍したタイガー戸口(キム・ドク)の一戦です。
試合の前に、国際プロレスから殴り込みをかけてきたラッシャー木村とアニマル浜口が、リングに立ちました。
場内騒然のなか、マイクを握った木村さんは「こんばんは、ラッシャー木村です」って挨拶しました。場内から冷たい笑い。
そのあと、すぐ、浜口さんがマイクで怒鳴り散らしましたが、後の祭りで、それ以来、「こんばんはの木村さん」って呼ばれるようになりました。
きっと、礼儀正しいよい人だったんだと思います。あの頃のプロレスはおもしろかったなぁー。