カール・ゴッチさん

(注:下は昔プロレスが好きでなかった方は読んでもわかりません。)

 

朝日新聞の夕刊の小さな記事で、カールゴッチさんが亡くなったのを知りました。
父さん世代の昔のプロレスファンは、ゴッチといえば、「プロレスの神様」とか、「無冠の帝王」とか、呼んでました。
猪木さんや前田日明さん、高田延彦さんらのコーチや、新しい技の開発者としても、有名でした。
たしか、長州力さんのスコーピオン・デスロック(さそり固め)や、"藤波辰爾さんのドラゴン・スープレックスを考えたのは、ゴッチさんと言われていたと思います。

 

そのわりには、現役時代の姿があんまり思い出せないんですが、・・・・・。

 

日本プロレス時代に来日したときは、たしかに、吉村道明さんに仕掛けたジャーマン・スープレックス・ホールドは美しかったんですが、その試合運びは、地味な感じをうけました。
そのころは、まわりの外人レスラは、みんな悪役で個性のかたまりみたいなひとばっかしでしたから。

 

そのあと、しばらくして、国際プロレスへ来日し、あの、大巨人アンドレ・ザ・ジャイアント(たしかモンスター・ロシモフって名乗ってたはずです)を、ジャーマンで投げたシーンは、よく覚えています。レフリーがリング外へ飛ばされていて、カウントできず、そのあと、ジャイアントの逆襲で負けちゃったんじゃないでしょうか?

 

 

昔は、ルーテーズのバックドロップを岩石落とし、ゴッチのジャーマンを原爆固め、って呼んでました。いまなら、ひと騒ぎ起きそうな決め技の名前のつけ方です。