耳抜き

ダイビングで父さんが一番苦労しているのが、左の「耳抜き」です。最初の頃は特に抜けなくて、伊豆のアドバンス海洋実習のあと、耳鼻科へ通い、フィージから帰ってからは、結局、左耳鼓膜に穴をあけられてしまいました。その後のグアム・川奈でも、帰ってから、左耳がよく聞こえず、一週間くらいは不自由しました。いろいろ調べて練習したり、慣れてきたせいか、最近は、潜った直後でも聞こえなくなることはなくなってきました。そのかわり、潜降中は、なんどもなんども耳抜きしています。きっと、家族といっしょでなければ、とっくの昔に、潜りはあきらめていたと思います。
【父さん流耳抜き法】
まず、ダイビング1~2週間前から、
・あごをカクカク動かす練習をする。ガムを頻繁にかむ。
・1回/1日くらい、鼻をつまんで耳抜き練習をする。
当日は、気合をいれて、
・あらかじめ、耳抜きしづらいことをイントラへ言っておく。
・潜降前から、耳抜きする。潜降中は頻繁に耳抜きする。深さがかわったら、耳抜きする。
・左耳を上にして耳抜きする。左側を伸ばすと、耳管が広がるように思います。
・浮上時も耳抜きする。これを怠ると鼻血の原因になる。体内側の圧力が高くなりすぎるため。
【WEBで調べた耳抜きに関する情報】
耳抜きとは、中耳・内耳の耳腔内圧と頭蓋骨前面の副鼻腔群内圧を外圧と同じにする事です。一度も耳抜きをせずに10m潜ると、鼓膜が破けるか、耳腔内に漏出したリンパ液や血液によって鼓膜の破けるのを防ぐ状態になり、治療が必要となります。
耳抜き方法としては、
・鼻をつまんで"うん"と言う。
・鼻をつまんで"う~ん"といきむ。
・鼻をつまんで唾を飲む。
・鼻をつまんで下あごを動かす。
・鼻をつまんであくびの動作。
・上記の複合で、耳抜きをしながら首を回す、または左右に振る。
耳抜きが上手く出来なかった時の対処法
・抜けない方の耳を上に向けて耳抜きをやり直す。
・耳が抜けない所から少し上がって(1~2m浮上)耳抜きをやり直す。
・あきらめて潜水を中止する!! 
普段の練習法は、
・鼻をつままないで、"うん"とか"フン"と鼻へ息を送る(声を出す)
・下顎を引いたり、動かす事で鼓膜を動かす(かくかく音がする)
・下顎を動かし、鼻から息を吸う(あくびの練習)
・唾を遠くへ飛ばす(さくらんぼの種飛ばし)
・風船を膨らます。(風船ガムなども良い練習になる)
要注意練習法(2~3回迄で連続してやってはいけない)
・鼻をつまんで、ゆ~っくりと息を耳へ送る。この時、意識を鼓膜と耳の中へ持って行き、鼓膜が外に張り出るのを確認する。この時に片側の鼓膜だけが張り出て、もう一方の鼓膜が出ない感じがする場合は、耳の中を意識してさらに息の力を掛けると抜ける。