湊さんの11冊目です。
最新刊なのでちょっと行列は長かったです。
人間標本、湊かなえ、KADOKAWA、2023.12、20cm 277p
「連続少年殺人の内幕を暴露する手記が、小説投稿サイトに書き込まれた。」
イヤミス女王の15周年書下ろし作品という宣伝文句です。
たしかにこれは、江戸川乱歩の世界です。
サクサクと読めます。
手記と手記の間にネットニュースをはさんであったり、いろいろ趣向を凝らしてあります。
そして、終盤、真実の扉は二転三転するんですが、ちょっとそれはないのでは、と思ったのはじいちゃんだけかな。
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湊かなえさんの作品の中で、読んだことのあるのは下記です。
告白、贖罪(しょくざい)、リバース、Nのために、物語のおわり、花の鎖、未来、落日、カケラ、ドキュメント、人間標本