ラブカは静かに弓を持つ

初めての作家さんです。本屋大賞2位ということなんで、行列は長かったです。

ラブカは静かに弓を持つ、安壇美緒(あだん みお)、集英社、2022.5、19cm 300p

「橘樹は勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司から音楽教室への潜入調査を命じられる。」

チェロの話しって聞いていたんで、コンクールものかと思っていたら、なんと潜入捜査でした。その意外性とチェロというと取り合わせが絶妙でハラハラドキドキしながらも、ゆったりと読み進められました。

修羅場になりかけるんですけど・・・。読後、さわやかな音色が聞こえるようなお話しです。いい本です。みんなに勧めたいです。

そういえば、新聞で、JASRACヤマハの裁判のことを読んだ記憶がありました。結局、教師の演奏は許可が必要で、生徒の方は不要、というようなことだったのではないかな。