街とその不確かな壁

村上さんの16冊目の本は、6年ぶりの長編です。
ですので、行列は長かったです。

街とその不確かな壁、村上春樹、新潮社、2023.4、20cm 661p

202310126

「その街に行かなくてはならない。なにがあろうと―。」

661ページ。やたら、分厚い。
読み始めてすぐ「あれっ、これ読んだことある」。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」です。好きな作品です。
最後の「あとがき」を読んで、その理由もわかりました。
村上さんのいつもの本のように、読みやすい、だけど、よくわかんない。
でも、先が気になって、どんどん読んでしまいます。
そして、読み終わって、いろいろわかんないことがとっ散らかっています。
それが村上ワールドなんでしょう。
(裏表紙の値段を見てびっくり。2,970円。図書館んで借りるのは申し訳ないですけど、でもとても買えません。)
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村上春樹さんの作品のなかで私が読んだものは下記です。
1Q84、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」、羊をめぐる冒険、「ダンス・ダンス・ダンス」、ねじまき鳥クロニクル海辺のカフカノルウェイの森パン屋再襲撃、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、アフターダーク騎士団長殺し風の歌を聴け東京奇譚集、一人称単数、女のいない男たち、街とその不確かな壁