李王家の縁談

林真理子理事長は、いま日大アメフト部薬物問題でたいへんそうです。
林さんの4冊目は、ベストセラーだったので行列は長かったです。

李王家の縁談、林真理子文藝春秋、2021.11、20cm 247p

202308231

「方子は十四歳になるが、婚約するのに決して早過ぎることはない。皇族の娘は生まれ落ちた時から、配偶者を探し始めるのが常である。」

人名やらその関係がややこしくて、とても読みづらい。
こういうときは、細かいことは気にしないで、読み進めるのがじいちゃんの流儀。
しだいに昔の高貴な方々の結婚などへの考え方がわかって興味深い。
ただ、こんな特殊な世界は、現在ではもう時代遅れ。
ラストで、美智子さまが婚約記者会見に登場します。
初めての民間人ということですが、それが、この本を読めばとんでもないことだとわかります。
皇室はいまの制度のままでは、近いうちに消滅してしまうでしょう。
それもしかたないのではと思います。
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林真理子さんの本の中で読んだものは下記の作品です。
美女の魔界退治、奇跡、小説8050、李王家の縁談