汝、星のごとく

本屋大賞受賞作です。
かなり前から予約していたせいか、意外と早く手元に届きました。
本屋大賞の予想が的中してラッキーでした。
ただし、ほかの本にも山をかけて予約してたんですけど。
凪良(なぎら)ゆうさんの本は、やはり本屋大賞の「流浪の月」に続いて2冊目です。

「汝、星のごとく」、凪良ゆう、講談社、2022.8、20cm 344p

202304214

「瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、奔放な母に振り回され島に転校してきた櫂。」

いったいこの先どうなるか気になって、ほとんど一気に読んでしまいました。
暁海(あきみ)と櫂(かい)の、17歳から約15年間の物語です。
各章は、お互いの視点から書かれていて、交互に進んでいきます。
そして、ふつうの恋愛ものではなく、仕事・結婚・ジェンダーLGBTなどなど、これでもかといろんな問題がぶち込まれていて、ぐるぐると渦を巻いています。
そういえば、「流浪の月」も世の中からは理解されないふたりのお話しでした。
主人公ふたりに焦点が当たっているので、まわりの人々の物語は意外とアッサリです。もしそこに突っ込んでいったら、また別の本になってしまうような。
平凡に生きてきたじいちゃんは、こんな波乱万丈の人生は、本で読むだけでいいかなぁーって思います。
ラストはなんか力強く生きる雰囲気で終わります。
・・・・・・・・・・・・
凪良(なぎら)ゆうさんの本の中で私が読んだものは下記です。
「流浪の月」、「汝、星のごとく」