塞王の楯

初めての作家さんです。
米澤穂信さんの「黒牢城」と同時に、直木賞を受賞した作品です。
行列は長かったです。

塞王の楯(さいおうのたて)、今村翔吾、集英社、2021.10、20cm 552p

2022101391

「石工の匡介は”絶対に破られない石垣”を造れば、世から戦を無くせると考えていた。」

552頁、ぶあつい、重い、なが~い。
前半、石垣の大きさや構造がよくわからず、なかなかついていけませんでした。
後半、大津城の場面になってからは、矛(鉄砲や大筒)と盾(石垣)の巧みな戦いぶりに圧倒されます。
どこまでが史実でどこからがフィクションなのか。
まぁ、おもしろければどっちでもいいかぁ。