同志少女よ、敵を撃て

本屋大賞作品です。
直木賞候補になったときに予約したので、行列は長かったです。
初めての作家さんです。

同志少女よ、敵を撃て、逢坂冬馬、早川書房、2021.11

202206031

独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。」

これがデビュー作とは…。
とうぜん、ロシアのウクライナ侵攻前に書かれています。
ソ連ナチスドイツの戦いではあるんですが、どうしても現実と重ねてしまいます。
492頁の分厚い本だし、ロシア人の名前や地名がややこしくて、前半はなかなか進まないのですが…。
中盤から、先が気になって気になって、どんどん…。
いまこそ、読むべき本じゃないでしょうか。
読んだ後、おもしろかったぁーとか、素直に言いづらい作品です。
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読んでいる最中に、なんども、昔見た映画スターリングラード」を思い出しました。
昼間は街中でじっと潜んでドイツ兵を狙撃し、夜は砦に戻って、ほんのつかの間ダンスするソ連の狙撃兵たち。
独ソ戦の山は、やはりスターリングラードだったんだぁー。