ドライブ・マイ・カー

原作を読んだのですが、映画が3時間と聞いてちゅうちょしていました。
「いい映画です」とすすめられたので、動画配信で。
ちょうど見ている最中に、アカデミー賞国際長編映画賞がきまったようです。

ドライブ・マイ・カー、2021、DRIVE MY CAR、日本、179分、2021/08/20、PG12、動画配信440

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「急死した妻に対する喪失感を抱えたままの舞台俳優兼演出家の男が、専属ドライバーとなった孤独な女性と行動をともにしていく中で…。」

3時間が長く感じませんでした。
あの50ページの短編をどうやったら、と思って見始めたら、「あれっ、この話は別の短編じゃないかな」。
たぶん、「女のいない男たち」のほかの短編2つくらいの内容も持ってきてるんじゃないかと。
日本映画なのに、やたら字幕が多い。
原作にない舞台創作の過程が丁寧に描かれています。
それも、日本語・英語・韓国語・韓国語手話が飛び交う読み合わせ。
そんな演劇が成り立つのかな、と初めは思いました。
いい映画でした。
村上さんの作品は、映像化は無理だと思ってたんですけど。
この作品に関しては、原作を先に読んでいてよかったと思いました。
三浦透子さんは、小池栄子さんや田畑智子さんに似ているなぁーって。
アカデミー賞作品賞は、少女ひとりをのぞいて他全員が耳が聞こえないという家族の物語だそうです。