リカーシブル

米澤さんの20冊目の本です。

リカーシブル、米澤穂信、新潮社、2013.1、6月

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「弟は急に予知能力を発揮し始め、姉は”タマナヒメ”なる伝説上の女が、この町に実在することを知る―。」

読み始めてすぐに、「あれっ、読んだことある」。
いろんな作家さんが書いた短編集で出だしだけは読みました。
そして、今回の長編は、途中まで、なにがどうなっているのかまったくわからず、不気味な雰囲気だけが感じられたんですが…。
終盤、怒涛の展開、あれがこうなって、これがこうなって…。
読み終わってみると、鮮やかななぞ解きです。
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米澤穂信(よねざわほのぶ)さんの作品の中でこれまで読んだものは下記です。
満願、儚い羊たちの祝宴,、氷菓春期限定いちごタルト事件さよなら妖精、王とサーカス、折れた竜骨、インシテミル、本と鍵の季節、愚者のエンドロール夏期限定トロピカルパフェ事件クドリャフカの順番、Iの悲劇、追想五断章、ボトルネック遠まわりする雛ふたりの距離の概算、いまさら翼といわれても、真実の10メートル手前、リカーシブル