希望の糸

東野さんの28冊目は、千人以上の行列でした。
序盤で、加賀恭一郎が登場します。一瞬、新参者の新作かな、と思ったんですが、主役は従兄弟の松宮刑事のほうです。
ドラマ・映画では、溝端淳平さんが演じていました。

希望の糸、東野圭吾講談社、2019.7、20cm 345p、2月

Kibou

「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない。」

殺人事件が発生します。
犯人は簡単に自供します。
でも、それからが本当のドラマが始まります。
本当の悪人は登場しません。
少しずつ狂った歯車が、徐々にかみ合ってくる終盤は、希望の光が見えてきます。
東野さんの本は、当たりはずれが少ないです。
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これまでに読んだ東野さんの作品は下記です。
白夜行プラチナデータ、容疑者Xの献身、流星の絆、秘密、新参者、探偵ガリレオ、マスカレードホテル、マスカレードイブ、ナミヤ雑貨店の奇蹟、禁断の魔術ガリレオラプラスの魔女、虚像の道化師 ガリレオ7、疾風ロンド、夢幻花、マスカレード・ナイト、パラレルワールド・ラブストーリー、手紙、仮面山荘殺人事件、人魚の眠る家幻夜、あの頃ぼくらはアホでした、怪笑小説、むかし僕が死んだ家、クスノキの番人、沈黙のパレード、危険なビーナス、希望の糸