愛なき世界

三浦さんの小説で読んだ作品は、「舟を編む」「まほろシリーズ」「神去なあ…」「風が強く…」「あの家に…」と言う具合にハズレがないです。
三浦しをんさんの8冊目の本は最新刊です。
行列は長かったです。

愛なき世界、三浦しをん中央公論新社、2018.9、20cm 447p、1月
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「洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。恋のライバルは草でした。」

これは読むのがたいへんな本です。
植物化学の専門用語は出るわ、実験過程が詳細に語られるわ。
ついていくのがやっと。
恋のライバルは草という状況は最後まで変わりませんが、読み終わってあたたかい気持ちになります。
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三浦しをんさんの作品のなかで読んだものは下記です。
舟を編むまほろ駅前多田便利軒、まほろ駅前番外地、まほろ駅前狂想曲、神去なあなあ日常、風が強く吹いている、あの家に暮らす四人の女、愛なき世界