傲慢と善良

辻村さんはこれまで6冊読みました。
凍りのくじら、ハケンアニメ、 スロウハイツの神様かがみの孤城は傑作でした。
辻村さんの新作を読ませていただきました。

傲慢と善良、辻村深月朝日新聞出版、2019.3、20cm 414p、7月

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「婚約者が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の過去と向き合うことになる。」

辻村さんの作品というのは、前半はけっこうかったるいんですが、終盤、前半のなにげない出来事や会話が関係して怒涛の展開になるものが多いです。
この本も、前半しんどい。
そして、途中からガラッと展開が変わるかと思ったら・・・・。
この本は、「だいれんあい」を描いているそうなんですが、もしかしたら「婚活指南本」じゃないかと。
ラストでちょっと救われたような救われないような・・・・。

本屋大賞受賞後の新刊本ということで、図書館も大行列ですが、そこまでじゃないかと・・・・。
たぶん、合う人と会わない人を選ぶような作品だと思います。

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これまでに読んだ辻村深月さんの作品は下記です。
凍りのくじら、ツナグ、ぼくのメジャースプーン、ハケンアニメ!、 スロウハイツの神様かがみの孤城、傲慢と善良