そして誰もいなくなった

推理小説といえばアガサクリスティーです。
映画やドラマでいっぱい見ています。
昔、本も読んでるんですが、何を読んで何を読んでいないのか忘れちゃいました。
本格推理小説の古典と言われているこの本を読んでみることにしました。

そして誰もいなくなったアガサ・クリスティー、青木久惠/訳、早川書房、2007.12、19cm 374p、4月

「オーエンと名乗るなぞの人物に招待された年齢も職業もばらばらの十人の男女が孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームの幕が開いた。」
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1939年の作品ですから、なんと80年前です。
途中でやっぱりこれって読んだことあるって。
でも、犯人が誰だっけ?

若干古いなぁーって思うんですけど、おもしろい。
孤島に10人を閉じ込めて、ってこれもよくある設定なんですけど。
いまあるいろんな推理小説の基本的トリックは、ほとんどアガサクリスティが考えたといわれています。
現代本格推理小説の傑作といわれた綾辻行人さんの「十角館の殺人」や今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」は、完全にこの本を意識しています。