米澤さんの作品は5冊目です。
好きな作家さんのひとりです。
つい最近「さよなら妖精」を読みました。
というのも、「王とサーカス」の女性主人公の高校生時代を描いていると聞いたんで、あらかじめ読んでおきたかったんです。
王とサーカス、米澤穂信、東京創元社、2015.7、20cm 413p、3月
「太刀洗万智は旅行記事の事前取材のためネパールへ。国王殺害事件が勃発する。取材を始めた彼女の前にはひとつの死体が…。」
前半はなんかネパール観光案内かと思わせる内容です。
しかし、そこに描かれている何気ない会話や場面が、あとあと重要になってきます。
中盤から、ハラハラドキドキ、そして、そういうことだったんだぁー。
ひとつひとつのピースがピタッピタッとはまってきます。
傑作だと思います。
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米澤穂信さんの作品の中でこれまで読んだものは下記になります。
満願、儚い羊たちの祝宴,、氷菓、春期限定いちごタルト事件、さよなら妖精、王とサーカス