初めての作家さんです。
予備知識なしで借りました。
あとで調べたら、殊能将之さんは、数年前に49歳でなくなられていました。
ハサミ男、講談社ノベルス、殊能将之(しゅのう まさゆき)、講談社、1999.08、18cm 367p、9月
「連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から”ハサミ男”と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を捜す羽目に…。」
読んでいる途中で、「なんかおかしいなぁー」って思うんですが、それがなんなのかわからず・・・・。
終盤、「そういうことかぁー」って。
だまされました。
こういうのを叙述トリックというらしいんですが、二重人格にサイコパス、犯罪心理分析という具合に、二重三重に仕掛けがあって・・・・。
おもしろい。
だまされてもスッキリした読後感です。