村上さんを読んだら、次は東野さんでしょう。
「白夜行(1999)」、「プラチナデータ(2010)」、「容疑者Xの献身(2005)」、「流星の絆(2008)」を読みました。そして、次に選んだのが、比較的初期の作品です。
「秘密」、東野圭吾、1998.09、415p
「バス事故で、妻が亡くなり、娘は一命を取り留めた。奇跡的に意識を回復した娘の身体には、死んでしまった妻の魂が宿っていたのだった。やがて月日はたち、娘の身体に宿った妻との生活に、次第に心のずれが生じてくる。」
これが、東野さんの作品?って感じでしたが・・・・。
途中、けっこうつらい気分になります。
そのあたりから、反対に、読むのが止まらなくなりました。
どうやって、これって、決着つけてくれるのかなぁーって思ってたら、ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、これしかないだろうって・・・・。
でも、なんか、きびしい終わり方で・・・・・。
でも、考えてみたら、しょせんは、あり得ない話なんですよ、これって。おとぎ話として読めばいいのかも。
東野さんは、やはり、引き出しが多いなぁーって感心しました。