鑑定士と顔のない依頼人

うちの奥さんが、新聞を見ながら、「この映画が見たい」。

チラッと見たら、聞いたことない題名だし、上映館も少ないんでパスしようと・・・・。

後で、気になって、もう一回新聞を見なおしたら、監督がジュゼッペ・トルナトーレ、音楽がエンニオ・モリコーネ。 「ニュー・シネマ・パラダイス」です。

ということで、遠路はるばる川崎まで。

鑑定士と顔のない依頼人」、12/18(水)、川崎TOHO、夫婦割り。

Kanteisi

「一流の美術鑑定士のヴァージル・オールドマン。彼のもとに、鑑定をしてほしいという若い女性からの依頼が舞い込む。ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。憤慨するヴァージルだったが、・・・・・・・」

いったいこの話はどんな決着になるのか、オークション場面と、謎の屋敷の場面、を行ったりきたりしながら、2時間ちょっと、引っ張られてしまいました。

そして、最後のほうで、「そうきたかぁーーー」。

最後まで見てしまえば、そういえば、どこかで見たような・・・・。でも、引っ張り方が尋常ではありません。

職人技のフランス料理をコースでいただいていたら、いつの間にか、イタメシになっていたって感じかなぁー。ちょっと、たとえが下手かも。

主人公のジェフリー・ラッシュさん。「英国王のスピーチ」のスピーチ矯正専門家の役でした。とは言っても、父さんは映画を見逃していますが。

ほんと、初老の鑑定士役を見事に演じています。うまいなぁーーーー。

いろいろ、ああでもない、こうでもない、と書きたいことが、いっぱいあるんですが、あらすじを書くことは、許されないと思う映画なので・・・・。

ほんと、うまーく、丁寧に、作られた作品です。

上映されている映画館が少ないんですが、できるだけ、多くの人に、そして、なんの予備知識もなく、見てほしいです。