梅棹さん

梅棹(うめさお) 忠夫 さんが亡くなられました。
大阪万博跡地にできた国立民族博物館の初代館長さんです。

 

父さんが、いままでに、最も感銘し、影響を受けた本は、「知的生産の技術」です。
約40年前に、この岩波新書を、ふと本屋さんで手にとって買いました。

 

「情報整理」という考え方を、はじめて知りました。

 

梅棹さんが京大時代に、学生たちと、民俗学の研究のために、海外で取材していたときに、つくり上げた「京大式(B6)カード」の情報整理術は、画期的でした。

 

その後、いろんな方が、整理術の本を書かれるのですが、父さんは、すべて、梅棹方式の応用編だと思っています。擦り切れるまで何回も読んだものです。

 

・どーーんと大量のカードを用意する。
・大きさはB6。
・何でも、カードに記載する。
・一枚に必ず一項目。
・書き続けることに意義がある。
・書きっぱなしではなく、書いたものを繰り返し、読んで、
・また新しいカードを作る。
・文章を書くときは、カードを並べ替えて考える。   
等々

 

影響を受けて、父さんもすぐにカードを買ってきましたが、そうそう書く事がありません。
しかたがないんで、日記代わりに、観た映画のことを書いていました。

 

カードは、あっと言う間に挫折しましたが、考え方は、このブログに引き継いでいます。