新生バットマンシリーズの第2作です。
でも、バットマン2と題名にありません。
それに、父さんは、 night だとばかり思っていたら、 knight でした。
なんでこんな題名にしたのかは、最後でわかります。
正義の味方のはずのヒーローが、悪の騎士へ・・・・。
すごーい映画です。
緊張の連続で、なーーんと150分というながーーい映画が、全く長く感じません。
ぜひ、騙されたと思って、映画館で観ましょう。
でも、子供連れはやめたほうがいいです。トゥーフェイスの顔を見ただけで、ひきつけを起こします。
TVの予告編で流れるあの幅広タイヤのバットポットを見て、かっこいいと思った反面、いつものバットモービルは、どうしたんだぁーと思ってました。そしたら、あの、あれはですね、あの・・・・(まだ見てない人がいっぱいいるんでやめときます)。
前作「ビギンズ」に引き続き、逆さ映画「メメント」を作ったくクリストファー・ノーラン監督、マトリックスぱくり映画「リベリオン」のクリスチャン・ベイル主演です。
さらに、「レオン」の狂気の刑事役ゲイリー・オールドマンが善良な刑事で、モーガンフリーマンがバットモービル考案者で、マイケルケインが執事で、前作に引き続いて出演してくれています。豪華な俳優さんたちです。
でも彼らを完全に食ってしまうのが、ジョーカです。「チャーリとチョコレート」のティムパートン監督版バットマンでは、アカデミー賞俳優ジャックニコルスンが怪演でしたが、今回は、 ヒース・レジャー という役者さんが、人質を取ったり、人間の弱みにつけ込む、卑劣な悪の限りを尽くします。
この役者さん、撮影後急死されたそうです。
スーパーマンやスパイダーマンのような特殊能力を、まったく持たないただの人間が、正義のために戦おうとすると、犬に噛まれた傷を自分で縫ったり、人々の誹謗中傷というさまざまな障壁にぶつかり、・・・。
単純な悪人退治ではありません。
はやりの、目を見張るようなCGもありません。
きっと、日本では、ヒットしないでしょう。
でも、最後は、めでたしめでたしでは全くありませんが、なにかスッーとした爽快感があります。バットマン頑張れ。
★★★★☆