3丁目の夕日

「ALWAYS」:MOVIX本牧にて夫婦割引鑑賞。昭和33年といえば、父さんは6歳。主人公の子供達よりちょっと下になります。映画見ながら、そうだそうだとうなづくシーンと、あれっそんなだっけ、というシーンがあります。大阪の普通のサラリーマンの家だったんで、テレビも冷蔵庫も静かに家にやってきたように思います。それに東京タワーの建築途中なんか記憶にありません。

CGばかりが話題になっていますが、ちょっといい話を並べた、お金のない日本映画の生きる道のようないい出来栄えだと思います。監督があの「リターナー」の山崎さんです。金城さん・鈴木杏さん主演の日本映画最高のVFX大作です。しかし、いかんせん、スターウォーズとは比べものにならず、お話も時空間ものにありがちな、ご都合主義で、中途半端な作品でした。その点、今回は、CGを市電、SL、東京タワーなどに使って、うまいんじゃないかと思ってます。

俳優さんもけっこう豪華で、吉岡さん、小雪さん、薬師丸さん、三浦さん、六子さんはTVの野ブタだし、淳之介くんはTV「大奥」の将軍様子供時代で出てたらしいです。でもなんといっても、堤真一さんです。うまい。吉岡さんがちょっとわざとらしく見えてしまうのと大違いです。でも、PART2はやめましょう。柳の下にどじょうは2匹いません。★★★★☆。