Dr.コトー診療所

大ヒットドラマが16年ぶりに劇場版となり、公開たった1年で地上波放映です。

うちの奥さんはドラマを見ていたようですが、じいちゃんはまったく見ていません。

Dr.コトー診療所、2022、134分、2022/12/16、フジテレビお正月

「離島に19年前にやって来たDr.コトーは、島にたった一人の医師として島民のために奔走してきた。」

前半は、たぶん、登場人物のその後を描いていたんだと思います。
神木さんや蒼井さんや堺さんも顔を見せてくれて、オールスターだなぁーって楽しく見ました。

ただ、後半になると、劇場版ということで力が入ったのか、主人公の白血病発覚、巨大台風の襲来、妻の流産危機、次から次へと不幸をぶちこんできます。
薬をのまなかったり、避難所から勝手に戻ったり、足が悪いのに外へ出たりとか、わがままな島のお年寄りのせいで、診療室は病人と怪我人のオンパレード。
おぼっちゃまで生意気な若手研修医の発言が一番まともに聞こえます。

もしかしたら、この映画は、離島医療は献身的な医師ひとりに頼ってはいけない、ということを発信したかったのかと思いました。

もっと、与那国島の美しい風景と、島民と医師の心温まる何気ないエピソードを淡々とつないでもらった方がよかったんじゃないかな。
でも、それじゃ、テレビドラマでいいじゃないかということなんでしょう。

[教訓]テレビドラマの映画版は、今回のように地上波放映を一年待ちましょう。